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英雄と殉教者たち
2008-09-17 Wed 22:21
序章 ―激動―

侵入

予感的中

急襲

蕩うものと貫くもの

撤退

友情と金と

時間と人と

探り合い

信疑

流れ

族か仲間か

悲しみと痛みと苦しみと憎しみ


>・主人公マンセーは読者の反感を買いやすい。

>・主人公の良さは「台詞による説明」ではなく、日常生活の中で「描写」すること。

>・男キャラは顔さえ良ければいいというものではない。老人や子供にも個性を。

>・世界観は、既存の設定をそのまま持ってくるか、完全創作かどちらかに。

中途半端はギャグになる恐れあり

>・「エセ○○」「○○風」「なんちゃって○○」は一見楽なようでいて、

かなり技術がいる。素人にはおすすめできない

>・テーマは一貫させる。その時その時で気に入っているものを

無理に作品内にねじ込まない

>・自分の頭にある事と、読者が判っている事とを混同しない

>・異世界に現代日本の価値観を持ち込まない

>・ベタベタしない、甘くない


これで第一章は終了です

予定より1日遅れてしまいましたね、申し訳ない事です

もっと上手く早く書けるようになりたいなぁと

ブログはほぼ毎日書けてるからイケると思ったんですが

随分穴あき更新になってしまいました

小説も書きながら

普段の日記でバカ話とかしたかったんですが

それをやる余力が全くありませんでした

いい勉強になりましたけどね


第2章は遅くとも二週間以内に開始する予定です

よければお付き合いください

ご意見・ご感想をいただけると泣いて喜びます





サラセニア軍

死亡

魔力者・・・4名

一般兵・・・26名


負傷

魔力者・・・7名

一般兵・・・79名


ヘリアンフォラ軍

死亡

魔力者・・・15名

一般兵・・・67名


負傷

魔力者・・・9名

一般兵・・・232名


西の集落民

死亡

17名

負傷

58名


一旦武装を解除させ、兵たちを分散して軟禁する

夕方になる前に、ネペンテス、セファロタスを交えた会合が行われた。

状況は三竦み。

我々は事を終えたばかりで疲弊、

加えてまだヘリアンフォラと西の集落を纏めれていない、

ネペンテスもセファロタスも、今ならサラセニアを落とせるが

その後残った一国に掻っ攫われるのが見えているので下手には動けない。

我々は国内を纏める時間が、

ネペンテスとセファロタスはお互いの同盟の時間が、

喉から手が出る程欲しい。

朝までの長い長い会議で、

今回の戦闘行為は妥当な物であったという合意と、

改めて、今後の不戦・不可侵協定を結んで一旦お開きとなった。


現地民の住民感情と兵士の纏まりを断つ為、

ヘリアンフォラの軍関係者の内、

3人の貴族と10人の将校を処刑。


現地住民からの訴えで

特務兵の内5人が当日、略奪と殺人を行っていた事が発覚。

4人は一般兵で1人が魔力者で貴族だった。

一部軍関係の動きで事故扱いになり、

危うく半年程度の謹慎処分で済まされる所だったが、

今この時点で現地民の反発を買えば、

ヘリアンフォラの二の舞だという事を考える多数派の動きに呑まれた。

そして処刑人は―――


深夜にジャトロファに呼び出された

「予想以上の活躍だな、傭兵にしては優秀だ・・・」

「光栄です、ご用件は?」

「優秀なお前にもう一つ仕事を持ってきてやった」

「なんでしょう?」

「お前の大好きな現地民の機嫌取りだ。実に簡単な仕事だよ、

拘留中のヘリアンフォラと―――」

「ウ、チ、の、連中の処刑だ」

「恨みを買えと?」

「嫌なら構わん、お仲間に話を持って行くだけだ、だが―――」

「ウトリクラリア殿は折角の手柄に傷が付くなぁ、

もう二人は女性だよなぁ、全く心が痛む話だと思わんか」

結局、引き受けた。

ジャトロファの拳から僅かに見えた赤色に、

俺は何も言えなかった。


処刑は翌朝早くに執り行われた

無抵抗の人間を殺す後味の悪さと

死に際の罵声と顔を忘れる為に

潰れるまで酒を飲んだ


奇蹟を討ち取って、集落の解放の立役者となった男が

英雄として祭り上げられる

沢山の暗い絶望が

一筋の淡い希望を輝かせる


数日後

西の集落民が建てた教会が取り壊される事になった

対立していた住民の、解放以降初の共同作業。

解体の補助名目で警備に当たる人員に、俺とカリンもいた。

巫女とそのお付き、そしてやや離れて普通の住民達。

「大丈夫なのかね、あのガキ。もう家族もいねぇんだろ?」

「大丈夫だろう、多分。」

仲間を欺いてまで復讐を達成したが

何もかもを見失った表情をしている巫女に

涙を浮かべて駆け寄るミルナと

傍から片時も離れないお付きの男を見て、なんとなくそう思った。

「珍しく前向きじゃねぇの」


―――・・・まぁ、崇めたくなる気持ちも解らなくはないけどよ・・・

それだけってのはなんか違うんじゃねぇの?



不意に、10日ほど前のやり取りが頭を過ぎる

たった一つの信仰が

沢山の人生を切裂いた

だが、

沢山の人生を救ってもいる

しかし、

それでも、この光景を見て

思ってしまった

「そうだな」


晴れ渡る空

風が駆け抜けて行く

春が、

終わろうとしていた




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