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彼誰時
2008-06-19 Thu 00:00
なんか最近時間経つの早いな・・・

めいぽ時間減らしてるんだからあまりそうなもんだけど・・・

そんなこんなで今日も予約投稿分

m(_ _;)m ごめんなさい。。。


第一話 始まりの前夜

第二話 激動

第三話 撓むか折れるか

第四話 生への跳躍


・・・冷たい。

ハッとして目覚めるとそこは砂浜だった。

寝る前の状況を思い出そうとして、眠ったのではなく気絶したことと、

その原因を思い出した。

酷い疲労を感じつつ、漸く額に濡れタオルが当てられているのに気付く。

「助かった、のか・・・?」

呟くと同時に考える。自分が無事という事は他の三人も無事と考えるべきか?

タオルを掴んで体を起こそうとすると声が飛んできた。

「やっと起きたかよ」

声の方に首を向けると、カリンがニールに濡れタオルを当てている所だった。

「どの位寝てた?」

「丸一日かな。ニールは一回起きてまた寝てる。フィアナは食料確保」

・・・やはり食料はダメになったか

命があっただけでも奇跡だが

「まぁ目的の島には着けたから後は基地に合流するだけだけどな」

「どうやって!?」

「潜った後出てこなかったんで半日かけて大回り。結構気を使ったぜ?」

ただの気まぐれ・・・なのか・・・?

「なぁ、ありゃ一体何だったんだ?」

「・・・・・・火山帯で僅かに目撃例がある幻獣だよ」

「なんでこんなトコに?火山なんざねぇだろ?」

「さぁな・・・だが入るも出るも不可能に近くなったのは間違いない」

「マジかよ・・・」

「最後の高波、アレが魔法だろう。その気なら島ごと沈めれると思う」

「陸に上げて干上がらせるってのは?」

「大気や生物から水分を吸収するそうだ、干乾びるくらい」

馬鹿げた話だが今なら信じられる

「・・・どうしたもんなんだか」

「どうもしない。どうもできないからな」

「火山帯から観光に来てるって期待するしかねーってか

この辺りのエサ食い尽くされちまうな」

「陸は発掘隊、海はオルク。この島の住民はついてないな」

発掘隊のキャンプは集落の中

住民の家を接収して使ってる

元々住んでいた方々を追い出して

「厄ネタ扱いだろうなぁ・・・」

「神話の手前、来訪者を歓迎する風習があるからな・・・大いに裏目ったと言うべきか」

「信じるものの足元すくってりゃ世話ねぇな」

「平和な島だったらしいからな・・・よそ者は無法者なんて知らなかったんだろう」

まぁ半端に抵抗して虐殺とならなかったのが幸いか

「東西南北に集落してるのも神話か?」

「あぁ、中心の祠を神と見立てて四方を地水火風の精霊として祀っているらしい」

現在この島に発掘に来ているのも四国

我々の国サラセニア、

その隣国ネペンテス、

上記二国と海を挟んだ国、セファロタス

そしてそこの隣―

「アイツラとは揉めそうな話じゃねーの」

「強制的に改宗させているらしいな。善行のつもりだからタチが悪い」

「そんな狭量だから一人ぼっちの神様なんじゃねぇの」

「まぁ、勘当されたドラ息子ってとこだからな」

「そりゃタチが悪い」

優劣なんてないものにつけようとすると争いになるという見本

現地ではトラブルが絶えないらしい

「他の全てを疎かにしてまでの信仰が生きがいらしいからな」

「ご苦労なこった」

文化には口を出さない分、まだ残りの三国のがマシか

まぁほんの僅かばかりだが

「・・・まぁ、崇めたくなる気持ちも解らなくはないけどよ・・・」

空を仰いでカリンが呟く

元は土着の多神教だったが

太陽が総てを司るとする一神派が出てきた

荒っぽいやり方で勢力を伸ばし出した所で指導者が暗殺

後を継いだNo2が信者と共に国外逃亡

しかし当ての無い旅の中、No2も病死

そこで散り散りになってくれれば可愛げもあったのだが

現在は先述の四国目、ヘリアンフォラに入り込んで

土着の宗教を取り込みつつ勢力を拡大中

一時は弾圧もあったが最近はその偏執を政治的に利用する段階にある

「それだけってのはなんか違うんじゃねぇの?」

そう思うのはお前が幸せな環境にいた証だな

思ったが言わなかった

母国から笑えるくらい安い値段で売り飛ばされて

他国で家畜のような扱いを受けてきた連中も

ソコに入れば等しく人間なのだ、太陽の名の下に

だから―――性質が悪い

だから―――関り合いになりたくない

同じ境遇の連中が初めて受ける人間並みの扱い

厳しい戒律など問題にならない

それを絶対だと、正義だと思う事を、

誰が責めれるだろう

その狂喜に満ちた信仰心を政治に利用する事を、

誰が不思議に思うだろう

だから言えなかった、「そうだな」と。


フィアナが戻ってきたので

ニールを起こして食事となった

食事を終えたら、ようやくの合流だ・・・

第六話 生まれと育ちと

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