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激動
2008-06-16 Mon 00:00
 予 告 通 り 

置いておいて

序章は9話続く予定です 現在2話

あんま長くしたくないんですが

そこはそれ 悲しいかな才能との兼ね合いがね(>'A`)>

第一話 始まりの前夜




夕食後、しばらくたった夜更けに、島が見えるか見に行こう、という

ニールの良く言えば無邪気な意見によりデッキに出る。

当然といえば当然だが、俺たち以外は見張りしかいない。

見渡す限りの昏い海、飲まれてしまいそうだ。

体調が悪いと考え方も悪くなるのだろうか?

ニールは島のある方角を見ている・・・

訳ではなく、デッキをあちこち見て回っている。

順調に行けば明日見納めになる船からの景色を堪能してる、らしい。

明日はココは込むだろうと思って今来たんだろう。

イイ年して・・・子供かオマエは。

カリンとフィアナは何やら話し込んでる。

時折笑い声が響いてくるが内容までは解らない。

しばらく海を眺めつつ夜風に当たっていたが

いいかげんシンドイので部屋に戻るよう

皆を促そうとしたところニールの声がした

「ねぇ・・・あれ、何?」

皆でニールの指した方を見る、この船の進行方向、島のある方角だ。

「何って言われてもなぁ、なんも見えねぇーよ」

「どうかしたの?」

「夜目が効かないんだねぇ~、二人とも。何か大きな影があるんだけどさ」

「船かなんかじゃねぇのか?」

「分かんない、アルツは何か分かる?僕より目、いいよね?」

俺は答えず、ただ立ち尽くしていた。

「おいおい、マヌケ面でシカトしてんじゃねーよ」

「船酔いが悪化したのかしら?」

「・・・オルクだ・・・マズイぞ、かなり」

ようやく口を開けた。

全身の一部しか見えなかったが間違いなくこの船より大きい。

「それ、何?」尋ねるニールに視線も向けずに答える

「魚だ、鯨を餌に出来るくらい大きな。

最悪の場合だが、餌又は玩具扱いされる怖れがある」

カリンとフィアナが口を開く

「んだぁ?そりゃあ?」

「・・・そうなった場合はどうなるの?」

一瞬躊躇ったが予想を端的に述べる

「おそらく3分と持たずにこの船は海の藻屑だ、乗員ごとな。」

「何言ってんだ?」

「じょ、冗談でしょ?そんなモンスター聞いたことないわよ。」

俺だって今まで忘れていた、

目撃例が僅かにあるだけの幻獣なのだから。

その僅かな目撃もここから遥か遠い国での話だ、

なんだってこんなところにいるのか解らない。

いや、待て、後で考えればいい。

取り合えず・・・こいつ等に信じて貰わないと。

「こんな冗談は言わないし、俺の夢か幻覚ではないか、

と思うだろうが確かにいるんだ」

真剣な面持ちでそう述べた、一拍の間を置いてカリンが尋ねてくる

「ブッ倒せねぇのか?」

「馬鹿なッ!!不可能だ、絶対に!!」

即答した。

こいつ等がアレを見れれば・・・

こんなもどかしい思いをしなくともすむのに・・・

「そう言われても・・・見えないし・・・」

「疑う訳じゃねぇが、ホントにいんのか?」

しばらく考え込んでいたニールが口を開く

「ホントだとしてさぁ・・・どうする?

まぁ、逃げるしかないと思うんだけどさ」

そうだ、逃げなくては。

考えつかなかった、怯えるのに精一杯で。

だが船上から何処へ?思った時にはカリンが喋っていた。

「何処へ?どうやって?周りは海だぜ?」

フィアナがゆっくりと独り言を呟くようにしゃべる。

「救命艇・・・そうよ、救命艇があるはずだわ。」

「うん・・・幸い島はもうすぐらしいから小船でも何とかなるかな?」

「乗員全員にわけ話して進路変更した方がいいんじゃねーか?」

二人ともハっとしたように声を漏らす。

「ああ・・・」

「そっか、そうだね。」

「いい考えだ、問題は他の乗員に信じてもらえるか、だな。」

正直これが一番の問題だ、よりによって進行方向にいる魚を、

普通の人間が現在視認出来ないのは二人が証明してくれている。

残りの乗員は全員人間だ、恐らく見えまい。

真夜中にいきなり、進行方向に船の倍以上の大きさの魚がいるから

今すぐ進路を変更してくれ。などと騒ぎ出す奴がいて、

オマケにいると示した方向には闇しかなかったら俺は、

幻覚を見たんだろ。と一笑に付す。

あまりしつこいようなら安眠のために船蔵へ放り込むかもしれない。

同じように思ったのかフィアナも

「そうね・・・どう説明したらいいかしら?」

「オルクの事は伏せてさ、何か適当な理由で変更してもらうってのは?」

「どんな理由だよ?」

「まだ思いつかないんだけどさ。出来れば迂回して港に行けるような」

当然だがそんな会話中でも船は港とオルクへの最短ルートを進んで行く。

幸い怪魚はまだこちらに気付いてない、ずっと止まっているようだ。

もしかしたら寝ているのかもしれない。

逃げるなら今。

「時間が無い、とにかく船長に事情を話して・・・

信用してもらうしかないだろう。」

全員で頷いて、駆け出した。


予想していたが、まるで取り合ってもらえない

当然だとも思う。彼らには彼らの仕事がある。

こんなことは仕事を妨害する戯言にしか聞こえないだろう。

ただでさえ遅れている航海だ、

これ以上手間取るわけにもいかないのだろう。

後1時間もすれば全員に信用してもらえるだろうが、その頃にはもう遅い。

いや、もう既に遅いのかもしれない。

そう思うと気ばかりあせる。

そのせいで上手く説明出来ない。悪循環だ。

分かっているのに・・・

「しつこいぞ、他の乗客にも迷惑だろうが。いい加減にしてくれ。」

初老の船長がうんざりだといわんばかりの仕草で喋る。

「もう何年もここらを航海しとるが、

そんなもんは見たことも聞いたこともないわい」

俺はうつむく、もう殆ど頭は回っていない。

「もう無理かな?」

呟くようにニールが聞いてきた。恐怖の表情。

どうやら奴にも見えるようになったようだ。

「恐らく、な。」

やはり呟くように俺は答えた。

自分の声なのにどこか現実味のない声だった。

諦めたような会話をしている俺たちに船長が怒鳴る

「解ったら、と―」

最後まで喋らせずカリンが尋ねる

「なぁ、船長。ありゃあいくらだ?」

「・・・何が?」

フィアナが補足する

「あそこの救命艇です。これで売っていただけません?」

ほぼ有り金を出したようだがメンバーは誰も何も言わなかった。

船長は少し沈黙した後、

「かまわんよ、好きに使うといい。何を―」

最後まで聞かずに俺たちは駆け出していた。

第三話 撓むか折れるか

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コメント返信
さいさい

予約投稿されてます 本日も

18日0:00より第四話


桜の弩師さん

すいませんストックがそもそもあんまりないんで

それやると一瞬で死ねます

ご期待に副えるよう頑張りまする


名乗らんぞ!!さん

大体この時間にストック分予約投稿してます

一応9話 序章分

一章とっとと書けって話ですね わかります
2008-06-17 Tue 13:15 | URL | 夜合 #X5XodAgg[ 内容変更] | top↑
そろそろ来ますかな?
wktk
2008-06-17 Tue 00:00 | URL | だが名乗らん #-[ 内容変更] | top↑
1日2回更新で話の続きを…

無理な事を言って困らせるのが好きな性分で(・ω・;)(;・ω・)

でも、早く続き読みたいっすw
2008-06-16 Mon 17:10 | URL | 桜の弩師 #-[ 内容変更] | top↑
続きはΣ(゚Д゚;)
2008-06-16 Mon 10:15 | URL | さいさ #-[ 内容変更] | top↑
 
 
 
 
 
 
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