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お気に入り
2008-06-04 Wed 23:39
ブラウザを火狐からオペラに変えてみた

中々快適

スレイプニルとどっちにしようかな

恐怖を識った時 1

恐怖を識った時 2

恐怖を識った時 3

本物のホラー

という訳では決してなくて

私が怖かった 話なので

読む分には怖くないと思われますが・・・

まぁフィクションです お気軽に



帰宅してから

ベッドで寝直した

起きたのは15時

日に蔭りが見え始めた頃だった

また今日も

夜が来る


どうしよう―――

―別の場所で過ごす?

相手は県を跨って追いかけてくるような奴だ


この時になって漸く

渚の事に頭が回った

友人は帰ってから何もない―

という事は

渚ももう、何もないんじゃないだろうか

ババ抜きのようなものなんじゃないだろうか

もしそうなら

私も誰かに押し付ければいいだけだ

相変わらず最低の発想だとは思うが

善悪なんて考えもしなかった

自分が助かるなら

他の誰かがその恐怖を味わってもいい

きっとそう考えたんだろう

物事を順序立てて考える能力なんてこの時には無かったが


渚に電話してみた

前置きは抜いて用件を伝える


「昨日も出た、そっちは」


「こっちも・・・、弟と寝とったんやけどな・・・」


「弟君は?」


「感じた、らしい。泣きそうになってる・・・」


「旅行行った友人は?もう出てないの?」


「らしい・・・。」


どうやっているのかは解らない

解らないがとにかく何故か

同時進行で狙われていたらしい

こういう話を真剣にするのは気が引けたが

なりふり構っていられない


「なんていうか・・・退魔系の事とかは出来んもんかね・・・」


「お清め塩と○○(有名な神社)の厄避けお札は効かんかった」


そういう札の調達の早さやら清め塩なんて知ってるのに感心したが

今はそこはどうでもいい事だった


「なんかないんかね・・・?」


「わからん・・・けど」


「ん?」


「目さえ明けんかったら、死にはせんと思う・・・」


「今まではやろ・・・」


「うん・・・」


絶望的な理由だけが増えたような感じで

電話を切った

考えたくは無かったが

私も渚も

お気に入り

になってしまったのだろうか


試しにずっと起きていようかと考えた

寝ている間に来るんじゃないかと



時間縛りで

お構い無しに来られたら否応なく見る羽目になる


結局何も出来ないまま―――

夜が、来た


掛け布団に包まって

寝ているのに

壁の方から感じる人の気配

そして悪意


――とても嫌な話だが

三度目になると

慣れが生じる

相変わらず布団の中からさえ目を開けれないが

それでも初日や二日目のように

動いたりせずに過ごす事は出来た


長い時間震えていると

やがて疲れて眠りに落ちる

そんな日を繰り返して

一週間が過ぎた

渚の言ったとおり

目さえ明けなければ

それ以上の事にはならないのだった


―考えれば考えるほどに滑稽な話だと思う

何せ実害は一切無いのだ

だのに 実害があったかのように怖がる

そもそも

なんなのかさえ解らない

人間どころか、何か意味ある形を成している訳じゃない

悪意というか恨みというか 負の感情を背中に感じるが

それだってこっちが一方的に思っているだけだ

そもそも誰かに恨まれるほど大した事はしていない

昼間の内はそう考えれる

だけど―――

夜が来たら、お手上げ

体を半回転させて目を明ける

もし何かがいるんなら

用件を聞いてみればいい

それだけの事がどうしても出来なかった


そうこうしている内に一週間が過ぎる

相変わらず夜は眠れない日々だが

なんとか現状に適応しだしていた

勿論渚も


慣れたんじゃなくて麻痺したのかもしれない

そう考えていた


渚がおかしい、と教えてくれた友人たちの間で

ちょっとした話題になっていたらしい

ミイラ取りがミイラになったと

今や真剣に除霊法を探すようになったと


飲み会で当然のように話題にされた

2人して死んだ眼をして

話したがらない

というのは好奇心を刺激するものらしい

少し前の私もそうだったはずなのだが

話すのは嫌だった

何度も言うが実害が無い

その上更に証拠がない

ビデオ撮影は試みたが

何も映ってはくれなかった

そういう訳で

ネジの飛んだ奴扱いされたら弁解の余地もない

まぁ―

少し前の私もそうだったのだが

事の真偽はどうでもいいらしい

ちょっと前まで普通にしてた奴が

いきなり変わった

実は今かなり珍しい事を目の当たりにしているんじゃないか?

どんなものか見てみたいと


友情を想うのなら

万が一にも飛び火する可能性のある事は避けるべきだろう

勿論ある程度止めるようには言った

だが結局は

一緒に魔の時間を過ごす事に決めた

全員で酒盛りでもしながらその時間を過ごそうと

何故かって

道連れが欲しかった

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